小川村の歌：小川賛歌、小川村村歌、高府小唄
小川賛歌
作詞：倉田春木 作曲：奥村秀雄
１ 武部（たけぶ）小川の 境内に
生（お）いて年ふる 杉桂（すぎかつら）
梢（こずえ）をわたる 春風に
村の草創（はじめ）を 思わばや
２ 夏草茂る 筏原（いかだはら）
修研（しゅけん）の道を 戦国の
世に守りたる 戸隠衆（とがくししゅう）
万人塚に 今ねむる
３ 秋大洞（おおどう）に 水は澄み
三重の塔 暮れゆけば
星さやかにも きらめきて
深き想いを さそうかな
４ 千古（せんこ）の雪をいただきて
あま そそりたつアルプスに
眼（まなこ）をあげて 真向（まむ）かえば
山また われに ほほえめり
小川賛歌（小川中学校）
小川村 村歌
作詞：草野心平 作曲：小山清茂
１ 春は花 夏の濃緑（こみどり）
秋もみぢ 冬の深雪（ふかゆき）
山峡（やまあい）の 急斜耕し
養蚕や 農に先駆し
大いなる 夢にふくらむ
三重（みえ）の塔 その昔より
ああ 栄（は）えあるよ
小川 わがふるさと
２ 春は花 夏の濃緑（こみどり）
秋もみぢ 冬の深雪（ふかゆき）
鹿島槍 虫倉山は
信州の 北の山奥
父母（ちちはは）の 育ちしところ
子や孫の 延びゆくところ
ああ 輝やけ
小川 わがふるさと
高府小唄
作詞・作曲：北田 茂樹
八幡社 弓矢（ゆみや）八幡産生神（はちまんうぶすなかみ）よ 氏子千軒（うじこせんげん）大繁昌
ヨイトコタカフ チョコサイ
蕗畑 合傘しましょか俄（にわか）の雨に 一寸入り込む蕗畑
釜蓋 声もゆかしや釜蓋沖の 田毎（たごと）ゝの初蛙（はつかわず）
土尻川 清い土尻の川風あびて 蛍追いつつ夕涼み
二反田 春は花見に又、明月に 登りましょうよ金骨峰（こんこつほ）
今泉 今泉から見下ろす製糸場 煙吐かせて眺たい
繭糸（けんし） 繭糸よい所一度はおいで 繭の荷の山人の山
高巌橋 行きつ戻りつ中尾の橋を 河鹿（かじか）なく夜を聞き更す
元町 高府本町上りて見れば 日本アルプスただ一目
下市場 朝なゝの太鼓の音が 神々（こうごう）しいぞえ下市場
高府町 高府良い町皆様おいで 何の用事も足りる町
